4回目です。
宋文洲さんの本に「猫の話」が出ていました。
欧州のある古い教会での話です。
教会の神父が野良猫を飼っていました。
彼が祭壇の前でお祈りするときも猫が悪戯したりするため、
お祈り中は猫を紐でつなげるようにしていました。
やがてこの神父が亡くなり、二代目の神父がその猫を世話して、同じようにお祈り中に祭壇の脚に猫をつなげるようにしていました。
三代目の神父はいつも猫を祭壇の脚につなげる先輩神父のことを思い出し、自分も猫を飼って同じようにお祈り中に猫を祭壇の脚につなげていました。
四代目の神父は面倒臭がり屋で生きた猫ではなく石の猫を作り、祭壇の脚の横に置くようにしました。
そして、五代目の神父は、床に置かれている石の猫を邪魔だと思い、祭壇の上に置きました。
六代目以降の神父たちは、常に石の猫に向かってお祈りするようになり、いつのまにかこの教会ではあの石の猫は祭壇上の神聖なる存在になり、誰もその経緯を知りません。
これが「ストーン・キャット」の話です。
我々人間は、いつもやっていることを神聖化する癖があります。
長くやってきたことに対しては、必ず意味があると思い込んでしまいます。
つまり、その時代や状況に応じて、たまたまできた制度や仕組み・方法などをしばらく続けると、まるで神聖なルールのようになってしまい、誰もその存在理由と合理性を問わなくなります。
ただでさえ手一杯で残業までしているのに、
どうして私がやらなければいけないのか?
私がやっていることを否定しているのか?
私の仕事がなくなってしまうのではないか?
と経理部ベテランのSさんは戸惑いました。
繰り返し方向性について話し合いをして、うなずいてもらうものの、心底から切り替えることへの理解をして頂くことは、簡単には行きませんでした。
そうです。人は慣れたことを変えることに大きな抵抗を感じます。それが普通なのです。
ですが仕事は仕事です。
全体最適を目指し決めた方向に進みます。
実はこの業務の効率化を考えるスタートは業務のタコつぼ化の問題でした。
この仕事は○○さんに長年同じ業務を担当してもらった弊害により発生しました。
確かに熟練し、精度は上がりましたが、一人しかいない危険(リスク)が抜けていました。
事務のローテーションをしてないことから、突然の休暇等で
業務に大きな支障がでることが、ある事件をきっかけに明白となりました。
請求書が出せません・・・・
エ-!
次回をお楽しみに!!
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